アニメ批評その628 STAR DRIVER 輝きのタクト
「そんなのがパチスロであったなぁ」くらいの認識しか無かった私はechoさんに丸投げしました。
そんな訳で今回はechoさんのレビューです。
評価:★★★(学園物+ロボットアニメ、勢いだけで楽しめるエンタメ作品)
概要
『STAR DRIVER 輝きのタクト』は、2010年10月からMBS・TBS系列にて放送されたボンズ制作の日本のテレビアニメ。
略称は『スタドラ』
毎日放送制作日曜夕方5時枠のアニメ、通称「日5」枠初となる完全オリジナル作品。
監督の五十嵐とシリーズ構成の榎戸、そしてアニメーション制作のボンズのチームは『桜蘭高校ホスト部』で高い評価を得たスタッフ。
あらすじ
日本南方に浮かぶ島・南十字島。この島に住む少女、アゲマキ・ワコとその許婚であるシンドウ・スガタは、ある夜海辺に一人の少年が流れ着いているのを発見する。
少年の名はツナシ・タクト。
「すごい事、やりにきた」と言うその少年は、島の学校『南十字学園高等部』に入学するため、なんと本土より身一つで泳いで来たという。
青い空と青い海を背景に、持ち前の快活な性格で順調に学園生活一日目をスタートさせるタクト。
だがその夜、怪しげな仮面をつけた何者かたちがワコを襲撃。
それを助けようとしたタクト共々、島の地下遺跡へと連れ去っていってしまう。
ツナシ・タクト(cv.宮野真守)
本作の主人公。南十字学園高等部1年生。
島の浜辺に打ち上げられていたところをスガタとワコに救助されたが、本人曰く、本土から南十字島へ単身泳いで渡ってきたという。
端整な容姿と明るく前向きで裏表のない性格から、転校直後に学園の人気者になる。
サイバディ「タウバーン」とアプリボワゼすることが可能で、綺羅星十字団からは「銀河美少年」と呼ばれている。
スガタとは当初あまり親密ではなかったが、彼がアプリボワゼした際の騒動によりワコをめぐるライバル兼親友になった。
アプリボワゼする際の台詞は「颯爽登場! 銀河美少年、タウバーン!!」。
アゲマキ・ワコ(cv.早見沙織)
本作のヒロイン。タクトのクラスメイト。
サイバディの封印を担う四方の巫女の1人・皆水の巫女であり、巫女のサイバディ「ワウナ」とアプリボワゼできる。
明るく快活な性格で、外見によらず大食漢。
スガタとは幼馴染であり、島のしきたりのために彼とは許婚の関係にもある。
四方の巫女という務めを果たすため、自身のサイバディの封印を解かない限り、一生島の外へ出ることはできない。
シンドウ・スガタ(cv.福山潤)
タクトのクラスメイトで、南十字島の名家・シンドウ家の後継者。
クールで穏やかな性格と、どこか愁いを帯びた端麗な容姿から男女問わず人気が高く、島に伝わるシンドウ流古武術の使い手でもある文武両道の人物。
ワコとは幼馴染かつ許婚。
2010年のロボットアニメです、同時期のアニメというと「けいおん」「化物語」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「とある化学の超電磁砲」など学園ものや日常系萌えアニメが全盛の時です。
「STAR DRIVER 輝きのタクト」も学園もの+ロボットアニメというコンセプトで作られました。
登場人物は美男美女ばかりで学園パートでは恋愛要素なども入ってきます。
ところがこの美男美女たちが「銀河美少年」だとか「綺羅星」といった決めゼリフをポーズを取りながら何の臆面もなくブッ込んできたりして、ちょっと間違えるとシュールな絵づらになってしまいそうなのですが、不思議な事に見進めていくとそれが段々とカッコよく見えてきますw
また「サイバディ」や「アプリボワゼ」など独自の用語も多く、最初はとっつきにくい印象を受けるのですが、特に気にせず見進めて大丈夫です。わりと勢いで見られます。
作画はさすがボンズ素晴らしいです。
特に戦闘シーンは美麗で動きも良く圧巻の一言です。
また、四方の巫女が歌う挿入歌も印象的でストーリーを盛り上げてくれます。
敵キャラクターも魅力的なキャラクター揃いです。
特に人妻の同級生で裏の顔は「おとな銀行」の頭取「ワタナベ・カナコ」は私も好きな人気キャラクターです。
人妻で敵の幹部で、ガラス越しのキスを迫ってくる同級生なんて字面だけでも破壊力すげぇわw
全てにおいて高水準なエンタメ作品です。
深く考察しなくても勢いだけで楽しめるアニメなので、ロボットアニメ好きでなくても楽しめると思います。
ぜひ機会があればご覧ください。
では、良きアニメライフを!