アニメ批評その721 91Days
評価:★(アニメ向けではない)
概要
『91Days』(ナインティワンデイズ)は、朱夏制作による日本のテレビアニメ。
2016年7月より9月までMBSほかアニメイズムB1枠にて放送された。
禁酒法時代を舞台に、家族を殺害された主人公が復讐に至る91日間を描いた、完全オリジナルテレビアニメ。
プロデューサーの飯塚寿雄によれば、当初は全く違う企画を朱夏、鏑木ひろ監督で進めていたがそれが流れてしまったため、シリーズ構成の岸本卓を加え新たに1920年代のマフィアものの企画を立てたとのこと。
また舞台を1920年代にしたのは、現代のマフィアでは麻薬犯罪を描かねばならず、視聴者の共感を得られにくいため、禁酒法下で酒を扱う時代設定にしたという。
同じ時代を舞台にしたアニメ『バッカーノ!』とは違い、リアルな物語を目指し、『ゴッドファーザー』『ワンスアポンアタイム』『ブレイキングバッド』などを参考にしている。
またキャスティングでは『ゴッドファーザー』でアル・パチーノを吹き替えている山路和弘をヴィンセント役に起用した。
あらすじ
マフィアに家族を殺され、アヴィリオと名を変え孤独な生活を送る青年アンジェロは、ある日、事件の犯人の名が書かれた手紙を受け取る。
そこにはローレスの街を牛耳るヴァネッティ・ファミリーのドン・ヴィンセント、その息子のネロ、そしてネロの親友のヴァンノの名が記されていた。
アヴィリオは復讐のため故郷ローレスの街に戻り、親友のコルテオが作った密造酒を手土産に犯人の一人であるネロに近づく。
アヴィリオはネロの信頼を得て側近に収まりつつ、ヴァンノをはじめとするネロの部下や弟を死に追いやり、ネロを孤立させていく。
やがて、手紙の送り主の正体が判明する。
「マフィアがメインとか面白そうだな!?」と思ったのですが、これがクッソつまらないアニメでした。
概要欄に書いた通りですが、
舞台を1920年代にしたのは、現代のマフィアでは麻薬犯罪を描かねばならず、視聴者の共感を得られにくいため、禁酒法下で酒を扱う時代設定にしたという。
麻薬の方が禁酒法下の酒よりもわかりやすかったと思いますし、
同じ時代を舞台にしたアニメ『バッカーノ!』とは違い、リアルな物語を目指し、『ゴッドファーザー』『ワンスアポンアタイム』『ブレイキングバッド』などを参考にしている。
3作品とも実写の映画やドラマなので、アニメの参考にはなりません。
これが実写の作品だったらストーリーが悪いとは申しませんが、アニメとして観た時にあまりにも地味過ぎるのです。
開幕から終わりまでずっと面白くありません。
マフィアがメインならブラック・ラグーンの様な派手な戦闘シーンを期待してしまいますし、リアルさをウリにするにせよヨルムンガンドくらいに留めておいて、アニメならではの表現方法で面白くして欲しかったです。
リアルを追求したかったらアニメでは無く実写でお願いします。
あと初志貫徹の主人公は凄い執念だなと感心しましたが、友人を巻き込んだり自分に良くしてくれた人にも容赦が無いのには好感が持てませんでした。
本作のストーリーやおたくに全く媚びていない制作陣の姿勢等を評価する方もいらっしゃいますが、これをアニメでヤル必要は全くありません。
小説か実写のドラマで良かったと思います。
評価はくっそつまらないので当然の★1です。
アニメの実写化が難しい様に、実写ウケしそうな作品をアニメ化するのも難しいのです。
これを評価している方は普段アニメを観ていないか、アニメは詳しいけど実写作品に疎いかだと勝手に断定して〆させて頂きます。
それでは、良きアニメライフをノシ