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アニメ批評その697 魔法少女ララベル

評価:★(最後の〆がことわざ)

概要

『魔法少女ララベル』(まほうしょうじょ ララベル)は、藤原栄子原作、東映動画製作の魔法少女アニメである。

1980年2月15日 - 1981年2月27日 にテレビ朝日系列にて放映された。

全49話。

15年にわたって製作された東映魔女っ子シリーズの最終作である。


従来の東映動画魔女少女アニメでは、日本を舞台としたものでも、比較的無国籍な要素を持っていたものが多いが、本作は日本の下町を舞台としており、より日本らしさを打ち出しているのが特徴。

ことわざや格言をストーリーに織り込んで展開しているのもその一つで、ほとんどの回で作造おじいさんが取り上げたことわざや格言を語って話を締めくくる体裁を採っている。

これは前作「花の子ルンルン」での花言葉からの引き継ぎでもある。

本作はアニメオリジナル作品であり、藤原栄子はキャラクター原案としての参加である。

小学館の学年別学習雑誌での連載漫画はいわゆる原作ではなく漫画版である。

後番組『ハロー!サンディベル』は、魔法少女路線の作品ではなくなった。

これは、「昔と違い強くなった現代の女の子たちにとって、魔法があこがれの存在ではなくなった」との制作者サイドの判断によるものである。

あらすじ

魔法の世界で修行に励んでいたララベルは、ある日魔法の道具が入った魔法のカバンを盗み出したビスカスを見かける。

魔法のカバンを取り返そうとするが、ビスカスの使ったフラフープのような魔法の道具により、ともに人間の世界に落ちてしまう。

二つあった魔法のカバンは、それぞれの手の中にあった。

魔法界の常識は通用せず魔法界に帰ることもかなわず、行き場を失うララベルだったが、情に厚い親切な立花老夫婦に助けられ立花家に居候することとなる。

老夫婦の孫で親元に戻ったテル子ことテコ、その親友のトコ(松宮トシコ)とも仲良くなり、人間界で様々な経験を積み、次第に人間界を好きになっていた。

魔法少女ララベル - Wikipediaより抜粋

本作の特徴はメインとなる登場人物が老夫婦という点です。
この作造じいさんもただのモブでは無く、強い存在感を示してます。
概要欄に書いた通り、従来の魔法少女モノは無国籍な感じでしたが本作は日本の下町が舞台で、日本らしさを全面に押し出している所に好感が持てます。

あと主要なキャラといえばコイツ。
ビスカス高林という芸人みたいな名前の魔法使いです。
盗賊やら悪の組織と戦う魔法少女の図、というよりかは問題児を諫める事が多い主人公です。

で、コチラが主人公のララベルちゃんです。
この時代の魔法少女を見て「全然可愛く無いなぁ~」と思ってしまう私ですが、その原因がわかりました。
作画やコスチュームの問題以前に重大な問題があったのです。
「声がおばさん声」
コレです。
声優さんの演技力が悪いとかの話ではありません。
ララベルを演じた堀江美都子さんも当時は20代です。
この頃の作品は大体そうなのですが、若々しい声で女性キャラを演じている方がほぼいなかった気がします。
その様に指導されたのか、それが常識だったのかはわかりませんが、今聴くと40過ぎのおばさんが無理して演技している様に聞こえてしまいます。
※現代の声優さんは40代でも若々しい声の方が多いですよね
魔法少女なんだからもっと若々しい声にするべきだったと思うのですが、昭和の時代にそれを求めるのは難しいというか、今と流行りの演技が大きく異なっていたのだと思います。


話を戻します。
本作の評価としては、日本の文化をふんだんに取り込んだララベルは結構好きでした。
無国籍のよくわからない世界観よりもずっと親近感が湧きます。
ですが、当時のファンの方や魔法少女モノに詳しい方に言わせると、
・ララベル可愛いけど魔法少女ものとしては地味
・ルンルンはファッションもオシャレだったのに、ララベルは服装が野暮ったくなって残念

・最後の〆がことわざなのはどうかと思う
といったご意見が多く、当時の魔法少女モノの中では評価が低い様です。
ルンルンを★1という評価にした私なので、本作も同様の評価となります。
現代のアニメファンが欲する魔法少女モノはもう少し先の時代にならないと出てきません。
順番にご紹介しておりますので、今暫くお待ち下さいませ。

公式チャンネルで1話目の視聴が可能です。
それでは、良き魔法少女ライフをノシ

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