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アニメ批評その778 がんばれ!キッカーズ

評価:★(キャプテン翼には勝てなかった)

概要

ながいのりあきによる日本の漫画作品。

また、それを原作としたテレビアニメ作品。

1984年から1989年まで『月刊コロコロコミック』誌を中心に連載された、小学生による「弱小サッカー部」をメインに据え、普通の少年たちが努力してチーム全体が成長していく姿を描いたサッカー漫画である。

※アニメは1986年10月15日 - 1987年3月25日の全23話

本作は、コロコロコミック編集部から当時人気を博していた「『キャプテン翼』のようなサッカーものをやろう」という企画が持ち上がったことにより誕生したもので、すがやみつるの下でアシスタントを務めていた、ながいが描くことになった。

『別冊コロコロコミック』1982年1月号にて読み切りのサッカー漫画(「サッカーチャンプ源平」)を発表していたものの、ながいはサッカーの知識が無く、当初はこの企画に困惑していた。

悩んだ末に、高校時代に愛読していたちばあきおの野球漫画『キャプテン』を手本に「(等身大の登場人物たちが)たとえ敗れても何らかの経験を得る、超人的なプレーの必要ないサッカー漫画」として描くことになった。

あらすじ

名門・清水が丘FCの補欠だった大地翔は北原小学校へ転校し北原キッカーズに加入するが、キッカーズは公式戦未勝利、練習試合も連戦連敗中の弱小チームであり、キャプテンの本郷勝や石井健太を初めとした部員たちはサッカーへの情熱を失っていた。

翔の熱意もあってキッカーズは県下の強豪・南陽SCとの練習試合を行う運びとなるが、ゴールキーパーの上杉光や南陽三羽ガラスを擁する南陽の前に前半戦だけで12点もの失点を重ねてしまう。

後半戦では互角の勝負の末に上杉から執念の1点をもぎ取るものの、試合は結局1-12の大差でキッカーズの敗北。

この対決を通じて取り戻した情熱と悔し涙こそがキッカーズの本当の意味でのスタートとなった。

がんばれ!キッカーズ - Wikipediaより抜粋

当時超絶人気だったキャプテン翼に対抗する形で生まれた本作でしたが、あまり人気は出ずにアニメは全26話の予定が23話に減らされ、打ち切りという形で終了してしまいました。
パクリとか二番煎じと評された本作ですが、キャプテン翼に比べれば全然まともにサッカーしていたイメージです。

キッカーズと言えばバナナシュートが有名ですが、それ以外にも味方の打ったシュートをオーバーヘッドキックで威力を倍増させるとか、トライアングル大車輪シュート等の人間離れした技などがあります。

キャプテン翼ではお馴染みのツインシュートもありますが、どうしても翼くんや立花兄弟の技のパクリにしか見えませんし、日向君のタイガーショットの様な人を殺せそうなシュートほどの威力はありません。
どうしても見劣りしてしまうのです。
そもそも「超人的なプレーの必要ないサッカー漫画」がコンセプトだったはずなのに、いつの間にかキャプテン翼の劣化に見える超人サッカー作品になってしまってます。

それでもJリーガーでも本作のファンはおりますし、海外でも評価はされております。
キャプテン翼がリアリティーが無さ過ぎるので、総体的に本作の方が本格的に見えるのだとは思うのですが、子供を対象にしたアニメにリアリティーは不要だったのでしょう。
キャプテン翼が無ければ本作が人気作となっていたかもしれませんが、キャプテン翼が無ければ本作自体が生まれなかったので、どうやっても勝てなかったと思います。
後年イナズマイレブンが人気作となったのは、キャプテン翼以上の派手さがあったからだと思います。
本格的なサッカーアニメと言えばGIANT KILLINGがありますが、漫画は人気でもアニメは不人気で打ち切りになってます。
試合のシーン以外でも色々とガバガバなキャプテン翼よりも本作の方が共感出来る部分はあるのですが、キャプテン翼より面白いか?と聞かれると正直面白いと感じた事はありませんでした。


決して駄作という訳では無いと思いますし、未だに根強いファンもついてます。
しかし、現状キャプテン翼でさえ私の中では評価の低い古いアニメに成り下がってますし、リニューアルされた方も微妙に感じたので、本作をあえてオススメする理由はありません。
サッカーに限らずですが、スポーツモノのアニメ化は難しいのかもしれません。
それでは、良きアニメライフをノシ

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