評価：★(オワコン)

いつもだったらアニメの概要やあらすじを書いてレビューして、という流れなのですが今回は特別に前置きがクッソ長いです。
予めご了承下さい。
私はクラスメイトがファミコンで遊んでる中、SEGAマークⅡで遊ぶ程の変わり者でした。
友人知人がプレステで遊んでる中、私はセガサターンで遊ぶ程SEGAが好きでした。
SEGAのアーケードゲームもアホみたいに遊びましたし、ロケテストのためだけに北海道まで足を運んだ事もあります。
そんな私がいつの間のかSEGAに期待しなくなりました。
SEGAの何がイケなかったのか？については長くなりそうなので、別の機会にお話させて頂きます。
40年前から商売が下手糞な処があるSEGAでしたが年々酷さが増してきて、現在ではネトゲは過去の失敗を繰り返してオワコン化してるし、ソシャゲでは致命的なバグが修正出来ずにオワコン化してるのが多いし、コンシューマーゲームも龍が如く以外は厳しいし、ゲーセン事業は撤退だしでもう取り返しがつかない処まで来てそうな気がします。
※プロセカは頑張ってますけども

そんなSEGAを支えていたコンテンツの一つがサクラ大戦です。
サクラ大戦が最初に登場したのは1996年で、以降2008年までゲームが発売されました(ネトゲやソシャゲは除く)
10年以上も続いたゲームで、ソフトは累計450万本超えです。
2002年に発売したサクラ大戦4で一応完結したのかな？といった感じでしたが、2005年に発売したサクラ大戦Ⅴが爆死気味の売上で、2008年の外伝が爆死したため「もうサクラ大戦のゲームは出さないよ！」といった声明がSEGAから出る事になりました。
私個人の想いとしてはサクラ大戦の終了は賛成でした。
別にサクラ大戦が嫌いだった訳では無く、むしろ逆です。
サクラ大戦はSEGAの代表的なコンテンツの一つだったので、しょぼい売上でサクラ大戦とSEGAのブランドやイメージに傷が付くのは宜しく無いという判断です。
ヤリ用によってはサクラ大戦で小金を稼ぐ事は出来るかもですが「サクラ大戦って昔は人気だったのにねぇ」という声を聞きたくは無かったですし「サクラ大戦は」の部分がSEGAに置き換わっても違和感は感じませんでした。
私が知らない内に最後のリアイベで「サクラ大戦を続けてくれ！」という声が強かったとか、復活して欲しいゲームのアンケートでサクラ大戦が首位を獲得しただけでサクラ大戦は新サクラ大戦として復活する事になりました。

売上総数約19万本・・・
赤字では無いでしょうが、サクラ大戦の名を使ってコレはイケマセン。

アニメに関しては3Dにしては出来の良いモノで、私は続きも観たいと思ってました。
ですが、この時点で割と絶望的です。
元々売り上げが振るわず終了するつもりのコンテンツを11年ぶりに復活させて、アニメまで作ったのに微妙な売上。
プロデューサーやキャラデザ担当の方が変わったのは仕方の無い事情もあったのですが、ここから巻き返すのはかなり厳しいだろぉなぁ、と思ってたのですが・・・

まさかのソシャゲ化です。
しかもサクラ大戦では無くサクラ革命です。
「はぁ？え？どゆこと？？？」

「熱烈的なサクラ大戦のファンの為に復活させます！」

↓

従来のファンだけでは無理そうなので、そこを切り捨てて新規層を開拓します。

これは新サクラ大戦が発売される前にプロデューサーがおっしゃってた事なのですが、サクラ革命の世界観はサクラ大戦の頃から70年以上経過しております。
新サクラ大戦だったら旧作キャラの登場が期待出来ましたが、本作では絶望的です。
完全に従来のファンを切り捨てに掛かってます。

「主人公がブス」
と言われた本作です。
私はそうは思いませんでしたがリリース時に「全然可愛く無い」というご意見が多数を占めておりました。
また昨今の女性キャラメインのソシャゲでは肌色要素強めなのが当たり前なのに対し、本作は殆ど肌が見えません。
時代に逆行してると思いますし、ロボに乗って戦う訳でも無いので旧作のファン的にも受け入れがたい感じです。

製作費30億円！

これが本当かどうかはわかりかねますが、そのくらいのコストは掛かっていてもおかしくないそうです。
で、売上の方は2億逝ったかどうか？という程度で、8カ月ほどでサービス終了となりました。
SEGA的にオワコンと判断したモノを再度引っ張り出してきて失敗。
そこで辞めずに、更に30億もぶっこむとかどうかしてます。
しかも本作はサクラ革命であって新サクラ大戦ではありません。
ここまで変えるんだったら「サクラ」の名は外して、新規コンテンツとして立ち上げた方が良かったと思います。

『サクラ革命 ～華咲く乙女たち～ 』スペシャルアニメ
アニメの方の出来栄えは悪くは無かったと思います。
1話のみですが、PVとして観れば何となく世界観や設定がわからなくもない感じです。
しかし製作費が30億もするのであれば、全12話とかのちゃんとしたアニメを制作するべきだったのでは無いでしょうか？
オルタンシア・サーガとかのアニメを作るくらいなんだから、サクラ革命はそれ以上の制作費を掛けるべきだったのでは無いか？
アニメじゃない話ばかりしてしまいましたが、「サクラ」を冠するSEGAのコンテンツはもうオワコンと化し、30億掛けた本作のゲームはサ終済、アニメは1話のみです。
そういった様々な状況を考慮しますと、自ずと「観る必要が無い」という結論が導き出されますので観なくて良いです(★１)
纏まりの無い文章となってしまい申し訳無いのですが、SEGAに期待して無いと言いつつも、どこかで期待していた部分があったと思います。
それが粉々に砕かれた感じで「サクラ」の話になると平静が保てない私です。
新サクラ大戦に関しては様々な事情が見え隠れしていたのでわからなくも無いのですが、サクラ革命に関しては全く理解出来ません。
外注の某社がクソだったせいもありますが、それを抜きにしても色々と酷すぎます。
機会があったらその辺の話も記事化しますが、今回はアニメの話では無い事ばかりで申し訳御座いませんでした。
たまにだから許してニャン
それでは、良きアニメライフをﾉｼ

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