アニメ批評その797 であいもん
常に心が荒んでる私の様な人間にこそ必要なアニメですが、視聴したのはechoさんであり私は観ていません。
これからも荒み道を邁進してイク所存です。
という事でechoさん、宜しくお願いします。
評価:★★★(京都の和菓子屋で繰り広げられる人情ストーリー)
概要
ヤングエースで連載中の浅野りんによる漫画を原作としたアニメ。
「であいもん」という言葉は、京言葉で「食材同士が合わさることでお互いの良さを引き出す、取り合わせの良い食べ物」という意味。
2022年4月AT-Xほかで放送された。全12話。
あらすじ
夢を追って上京するも、父の入院を知らされ実家の和菓子屋・緑松を継ぐことを決めた納野和いりのなごむ。
しかし店には跡継ぎ候補で看板娘の少女・雪平一果ゆきひらいつかが、納野家に居候をしながら働いていた。
和は一果の親代わりを任されるも、一度は跡継ぎを断ったことを理由に
冷たい態度をとる彼女と働くうちに、ある一面を知ることに…。
納野和
ミュージシャンを夢見て上京するも、実家の緑松を継ぐことを決意。
和菓子を愛でながら、見習いとして働く。ノリと勢いで乗り切るお調子者。
雪平一果
納野家に居候をする、緑松の看板娘。
仕事ぶりから、和の父より正式な跡継ぎとして認められているほど。
突如、戻ってきた和のことをライバル視する。
松風佳乃子
和が店を継ぐことがきっかけで別れた元恋人。
会社を退職し、京都へやってきた。
京都の和菓子屋さんを舞台にした、ハートフル人情ドラマです。
東京で売れないミュージシャンをしていた「なごむ」は、父親の入院をきっかけに京都の実家である和菓子屋「緑松」に帰ってきます。
緑松では跡取りを自任するしっかり者の小学生「一果」が待っていました。
マイペースでだらしが無いなごむにイライラする一果でしたが、なごむのまっすぐな人柄に触れるうち段々と心を開いていくようになります。
毎話、和菓子になぞらえた人情話をAパート、Bパートで分けて2つずつ描いていくストーリーなのですが、アニメ制作側のストーリー構成が上手く全体で1つの話になるよう構成されています。
それぞれのキャラクターが良く、特に主人公のなごむはノリが良くてお調子者、ちょっとだらし無いけど誰よりも人の心を分かってくれる人たらしで、空気を温かくほんわかとした気持ちにしてくれるので視聴後感がさわやかです。
いっぽう一果は複雑な事情で緑松に居候していて、ちょっと意地悪なところはありますが、ひたむきで健気でしっかり者の可愛らしい女の子です。
この2人が段々と本物の親子のように変化していく関係性は見ていてあったかい気持ちになれます。
1クールに1つは、こんな人情もののアニメがあってくれると心が休まって良いかなと思いますw
特に朝ドラや人情ものが好きな方にはおススメです!
では、良きアニメライフを!