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アニメ批評その851 アイドルマスター XENOGLOSSIA

評価:★(アイマス×ロボ)

概要

『アイドルマスター XENOGLOSSIA』(アイドルマスター ゼノグラシア)は、サンライズ(現・バンダイナムコフィルムワークス)制作による日本のロボットアニメ。

テレビアニメとして2007年4月から同年9月にかけてテレビ神奈川・関西テレビほかで全26話が放送された。

バンダイナムコゲームスのアーケードゲーム『THE IDOLM@STER』を「原案」としており、同作のメディアミックス企画「PROJECT IM@S」の一環として制作された作品であるが、設定やストーリーはゲームと全く異なる。

キャッチコピーは「あなたのアイドルになりたい…」。

原案ゲームとの関係

本作には原案となるゲームとは「別物」とも形容される、大胆なアレンジが施されており、ゲーム版とはかけ離れた世界設定が構築されている。

こうした変更はプロデューサーの古里尚丈によれば、原案ゲームの双方向性やストーリー分岐の要素はアニメでは再現できないため、忠実にアニメ化したのではオリジナルの魅力に並ぶことはできず、同じ土俵に立てないであろうという判断があったといい、悩んだ末にアニメ化の依頼を「原案ゲームのキャラクターを使用しての『舞-HiME』の製作」であると好意的に解釈して考え、原案ゲームをスター・システム的な方向性で用いることを決めた結果であるとされる。

アイドルマスター XENOGLOSSIA - Wikipediaより抜粋

多くの方が観たかったのは可愛いアイドルモノのアニメだったのですが、

何故かロボットモノになってしまいました。
プロデューサーの古里尚丈氏は「ストーリー分岐の要素はアニメでは再現できない」とおっしゃられておりますが、それは嘘だと思ってます。
単純にロボットモノを作りたかっただけだと思うのですが、仮にそうで無かったとしたらそれはそれで問題です。
Fate/stay nightもそうですが、他にもストーリーが分岐する作品は数多くありますので、それが出来ない様な方はアニメのPや監督、脚本家としては力不足と言わざるを得ません。

ロボットアニメとしては一定の評価を得ておりますが、ガンダムマクロスエウレカコードギアスほどの評価ではありません。
アイドルマスターというコンテンツはその名の通り、アイドルモノです。
純粋なアイマスファンがロボットモノを望んでたという事は無いでしょうし、アイドルモノだと思って視聴した方も戸惑います。
本作の後に様々なアニマスのアニメが放送され、ゲームの方も今もなお人気を博しておりますが、ある意味これはコンテンツ潰しの様なモノです。
アイドルマスターはマイナーコンテンツという訳ではありませんので、何故この様な消費のされ方をされたのかが未だに謎です。
更にちゃんとしたアイドル路線のアイマスアニメも製作されておりますので「原案ゲームの双方向性やストーリー分岐の要素はアニメでは再現できない」と言い切ってしまったのはどうかと思います。
同じアイマスでも原作要素をちゃんと獲り込んでアニメ化出来てますし、最初に申し上げた通り他作品でも実現出来てますので、苦しい言い訳にしか聞こえません。
一番悪いのは古里尚丈氏では無く、彼に仕事を依頼した担当者と「原作再現無理そうなんでロボでいいよね?」という問いにOKした方がギルティーです。

私はアイドルモノよりもロボットモノの方が好みなのですが、こういった使い方をするのはどうかと思います。
原案となるコンテンツがオワコンなら起死回生の一発を狙うのはアリかもしれませんが、ラブライブが存在しなかった頃からアイドルモノの王様として君臨していた人気コンテンツをこんな形で使うのはどうしても許せません。
作品の内容的には無難に面白かったりもするのですが、これを肯定したくはありませんし、もっと面白いロボットアニメは数多く存在します。
アイドルモノが観たい方は本作以外のアイマスシリーズかラブライブをご覧になって下さい。

「原案ゲームの双方向性やストーリー分岐の要素はアニメでは再現できない」

この一言は「私は無能なので得意な事しか出来ません」と言ってる様なモノなので、真実はどうであれ外部に出していい台詞では無いと思います。
恥じて欲しいです。
それでは、良きアニメライフをノシ

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