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アニメ批評その849 よふかしのうた

評価:★★★(1話だけでも観て欲しい)

概要

コトヤマによる日本の漫画作品。

『週刊少年サンデー』(小学館)にて、2019年39号より連載中。

2022年6月時点で電子版を含む累計発行部数は250万部を突破している。

タイトルはヒップホップ・ユニット、Creepy Nutsの楽曲「よふかしのうた」に由来し、コミックス第1巻が発売された際には同楽曲を使用したコラボPVが公開された。

また、アニメのエンディング曲にも起用された。

あらすじ

不登校の中学2年生夜守コウは、ある日、初めて誰にも言わずに、夜一人で外に出る。

昼間とは違う世界に心地よさを感じる中、コウは吸血鬼である七草ナズナと出会う。

コウは吸血鬼になりたいと頼むが、それには吸血鬼に恋をする必要があった。

こうして、コウはナズナに恋するために、毎日夜ふかしをするのであった。

よふかしのうた (漫画) - Wikipediaより抜粋

不登校の夜守コウくん(中学2年生)と

吸血鬼の七草ナズナちゃんが出会い、

夜遊びの楽しさを学ぶという物語です。
本作はだがしかしのコトヤマ先生の漫画が原作で、難しい年頃の少年の心理描写の表現や魅力的なキャラデザが私好みの作品です。

本作はただコウくんと吸血鬼が夜遊びをする日常系アニメという訳では無く、コウくんが吸血鬼になるというテーマがあります。
人間が吸血鬼になるには、吸血鬼を好きになり血を吸われる事が条件なのですが、コウくんは初恋すらしていない子です。
恋を知らない少年がナズナちゃんに恋をして吸血鬼になることを目指すという設定が私好みなのですが、この部分では好き嫌いが分かれるかもしれません。

◆背景が凄い

本作の見処の一つとして背景の素晴らしさが挙げられます。
勿論良い部分は背景だけでは無いのですが、この部分の良さが夜遊びというちょっとイケない事をしているというか、非日常な感じが上手く表現されていると感じました。
一応モブキャラも登場しますが登場人物がモブを含めて少なめで、特殊な世界観も生み出しております。

◆ナズナちゃんが魅力的

本作のヒロインであり、自由奔放に夜の世界を生きる吸血鬼の少女であるナズナちゃんが大変可愛いです。
下ネタが大好きで雨宮天さんが演じていると聞くと某駄女神を連想してしまいそうですが、自分の恋愛話になると照れてしどろもどろになってしまう処が堪りません。

◆Creepy Nutsとの親和性

コトヤマ先生がCreepy Nutsのファンという事もあり、OP、ED、挿入歌と全てCreepy Nutsの楽曲を使用しております。

TVアニメ『よふかしのうた』ノンクレジットOP 【Creepy Nuts「堕天」】| 毎週木曜日24時55分からフジテレビ"ノイタミナ"ほかにて放送中!
このOPを観て何か感じるモノがあった方は、絶対に視聴した方が良いです。
私は素晴らしいOPだと思うのですが、万人受けする内容だとは思っておりません。
私と感性が似た方なら必ずお楽しみ頂けるはずです。
そして1話目を最後まで視聴すれば、OPに何も感じなかった方ですら虜になる可能性大です。
本作のジャンルはラブコメだと思うのですが、主人公の男の子が女の子を口説くという訳では無く、むしろその逆です。
一般的なラブコメとは異なる珍しい作品なので、ラブコメが好きな方もそうで無い方も「どんなんやろ?」と思いながらでもご視聴頂ければと思います。
EDの動画は貼らないでおきますが、私は超大好きです。
それでは、良きアニメライフをノシ

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