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アニメ批評その911 新米錬金術師の店舗経営

評価:★(主人公が有能過ぎるのが何とも)

概要

いつきみずほによる日本のライトノベル。イラストはふーみ。

2018年11月から「小説家になろう」にて連載を開始し、2019年9月から富士見ファンタジア文庫(KADOKAWA)より書籍版の刊行を開始。

書籍版の刊行後は、KADOKAWAが運営する「カクヨム」でもウェブ版が掲載されるようになった。

「小説家になろう」「カクヨム」のウェブ版では書籍版第5巻に相当する第五章で完結としているが、書籍版は書下ろしで第6巻が出版されている。

2020年12月より、kireroの作画によるコミカライズが『コミックヴァルキリーWeb版』(キルタイムコミュニケーション)にて、Vol.91より連載されている。

あらすじ

王立錬金術師養成学校を卒業したサラサが就職先を探していた折に師匠であるオフィーリアからもらった卒業祝いは、設備が万全な上に1万レアという破格の値段で販売されているが、王都から馬車で1ヶ月離れた辺境のヨック村にある、既に引退した錬金術師が元々経営していた店舗兼住宅だった。

希望をもって現地についたサラサが見た店は、長い間放置されていたらしく外観は植物が生い茂った廃屋同然。

サラサはそれにもめげず店を整備し、お隣さんや他の村人たちの協力もあって無事に開業する。

師匠が突然訪ねて来てアドバイスを貰ったり、店番に雑貨屋の娘ロレアを雇ったりしながら経営を始めるサラサ。

魔物の村への襲撃や悪徳商人との商戦などの事件が起きるが、サラサは高い魔力と学校で好成績を収めた知識・体術・剣術を使って解決していく。

新米錬金術師の店舗経営 - Wikipediaより抜粋

新米の未熟な錬金術師の女の子が、苦労しながら店舗経営をする物語を想像してました。

学生時代は友人が一人もいないくらいの極度のコミュ障だったので、ぼっち・ざ・ろっく!のぼっちちゃんみたいに実力はあるんだけど基本的にはポンコツ的な感じなのかな?と。

全然違いました。
すぐに仲良しの女の子が出来て、従業員として雇い、他にも仲間が出来ます。
村人ともすぐに仲良しとなるのですが、極度のコミュ障設定はどこに逝ってしまったのでしょうか。

その上戦闘力が高過ぎます。
魔術師でも戦士でも無いのですが、師匠から剣の手ほどきを受けていたとはゆえ、圧倒的な力で盗賊やモンスターを打ち倒します。

モンスターの解体に至っては手慣れたモノで、手際よく仕事をこなします。
逞しい女の子は嫌いではありませんが、コミュ障と新米錬金術師という設定を考えるとこれは流石にどうなの?という気持ちにさせられます。


作画に関しては崩壊とかは無いにせよ、基本的に低レベルです。
女の子達の可愛さも同じ時期に放送していた「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」と比べると数段落ちると感じました。

唯一良いと思った点は、主人公がお金にしっかりしている処です。
重賞を負った冒険者が運ばれてきた際に、ちゃんとした対価を支払って貰えなければ治療出来ない的な事を言います。
世の中、自分は負担やリスクを負わない癖に、人には綺麗事を言って何かさせようとする偽善者がまぁまぁおりますので、アニメからでもそういった事はよくないという事が学べればいいなと思う私です。

最後に本作のパクリ疑惑についてです。
OPと主人公のキャラデザがとある作品のパクリであるという噂があります。
私はその判断が付きませんでしたが、元々世間では低評価のアニメにそんな噂まであると2期の放送は厳しいかもしれません。
ファンの方と関係者には申し訳無いのですが、この程度のアニメは数えきれないほどありますので、好きな声優さんが出演されているとかで無い限りは視聴しなくても良いと思います。
それでは、良きアニメライフをノシ

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