アニメ批評その1018 即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。
評価:★★(主人公の能力が分かりやすくて良い)
概要
藤孝剛志による日本のライトノベル作品。
「小説家になろう」にて2016年2月21日から2023年3月15日まで連載され、書籍版は本編が同年10月15日から2023年3月15日[7]までアース・スターノベル(アース・スター エンターテイメント)より全14巻が刊行された後、後日談である「後始末篇」が2024年2月15日に刊行された。
イラストは成瀬ちさと。
メディアミックスとして『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。-ΑΩ-』のタイトルで納都花丸によるコミカライズが『コミック アース・スター』(同社)にて2018年3月30日より連載中。
2022年12月1日、テレビアニメ化が発表され2024年1月から3月まで放送された。
2017年には「小説家になろう」の異世界転生/転移ジャンルのランキングで文芸・SF・その他部門の年間ランキング1位を獲得。
2024年1月の時点でシリーズ累計発行部数(電子版も含む)は150万部を突破している。
あらすじ
ある日、高校の修学旅行のバスが異世界に召喚されてしまう。
召喚したのはその世界を支配する「賢者」の一人でありシオンと名乗る元日本人の少女で、賢者の欠員を埋めるために日本から新たな賢者候補として彼らを召喚したのだという。
担任教師と運転手を圧倒的な魔力で戯れに殺害するシオンに逆らえるものなど誰もおらず、従うことにしたクラス一同だったが、召喚された時点で与えられるはずの「ギフト」と呼ばれるチート能力が発現しなかった壇ノ浦知千佳ら4名はバスに取り残されてしまう。
そんな騒動に気付くこともなく車内でずっと寝ていた高遠夜霧だが、バスが巨大なドラゴンに襲われている最中に知千佳に起こされる。
既に他の2人は殺害され、彼らも同じ運命をたどるかと思われたその時、夜霧の「死ね」という一言と同時にドラゴンは急死した。
元の世界では自分の意思で封印していた夜霧の即死チート能力が発動したのである。
異世界のモノたちは気付かなかった。
自分たちが、決して関わってはいけない恐るべき相手を自ら招き入れてしまったことに。
賢者、剣聖、魔神、全能神。たとえどんな強大な存在であっても、彼の即死の力は平等に発動する。
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。 - Wikipedia
より抜粋
主人公の高遠夜霧くんですが、とても分かりやすい能力を使います。
アリとあらゆるモノに対して「死ね」と命じれば対象が死ぬという能力です。
この能力は無機物や技、魔法、呪いと何でも殺す事が可能で、目に見えないモノでも遠く離れた対象であっても何でも殺せます。
異世界転生モノのなろう系はタイトル詐欺が多いモノが割とあるのですが、本作に至ってはタイトル通りの内容です。
それゆえに戦闘シーンが盛り上がる事が無いのが難点ですが、予算が少なそうな微妙なアニメには持ってこいな能力です。
残念作画のダサダサな戦闘シーンを見せられるよりかはよほどマシに思えました。
あと本作を楽しめるか否かはメインヒロインの壇ノ浦さん(cv.富田美憂)に掛かってます。
彼女の役目は主にツッコミ役ですが、
割と多才で、戦闘力もそれなりにあったりします。
この子の活躍っぷり…よりも可愛いと思えるかどうかが重要です。
私の中では可も無く不可も無くといった評価でした。
あとは壇ノ浦さんのご先祖であるもこもこさんの声優が金田朋子さんなのですが、疲れてる時の声を聞くとMPが奪われる様な錯覚に陥り、生命の危機を感じます。
ちょっとここは好みの分かれる処だと思います。
登場人物はとても多いのですが、大体が影が薄くて名前はおろか顔すらも記憶する事が困難です。
登場してもすぐに死ぬ事が多いので、無理して覚える必要はありません。
主人公は女子に対しても容赦が無いので、自分に殺意を向けて来る人間に対しては容赦なく殺してしまいます。
なので「ぉ?この子可愛いな^^」とか思っても、大体すぐに殺されるので感情移入しない方が良いです。
あとは賢者を自称する子も主人公のスキルの前では無力でしたし、
下野紘さん演じるクソ野郎がしぶとかったな?くらいの印象しか残っておりません。
孫う事無くクソアニメではあるのですが、主人公の思い切りの良さとチート能力が気持ち良く、物語がサクサク進んでた処には好感が持てました。
簡単に人殺しをする主人公ではありますが、決して快楽殺人者という訳では無く、不要な殺しはしないけど必要なら迷わずに実行するという合理的な人間です。
暇つぶしで視聴するレベルのアニメではありますが、大きな期待をしなければそれなりにお楽しみ頂けるかもしれません。
それでは、良きアニメライフをノシ