アニメ批評その1026 姫様“拷問”の時間です
評価:★★★(息を吸う様に屈する)
概要
原作:春原ロビンソン、漫画:ひらけいによる日本の漫画作品。
『少年ジャンプ+』(集英社)にて、2019年4月2日より連載中。
2024年3月26日のアニメ放送終了後に第2期の制作が発表された。
あらすじ
7世代前から続く、国王軍と魔王軍との水面下での争いがなおも収まらない中、魔王軍によって囚われた国王軍の姫は、軍の秘密を話すように“拷問”を受けることになる。
数々の死戦を潜り抜けてきた姫には足らないと思われたが、“拷問”と称して美味しそうなB級グルメやもふもふの動物を見せつけられ、その誘惑に屈していく。
祝!第2期制作決定おめでとうございます!!
「私は、決して屈しない」
皆さん、この言葉をよぉく覚えておいて下さい。
本作は王国の姫様が魔王軍に捕まり、日々拷問を受けるというアニメです。
様々な拷問官が姫を尋問します。
「私は王国第三騎士団騎士団長、屈指はせぬ!」
す ぐ に 屈 し ま す
姫様と一緒に捕らえられた人語を話す剣のツッコミがキレッキレなのですが、姫様はすぐに屈して王国軍のヒミツをしゃべってしまいます。
「私は王国第三騎士団騎士団長〜」とか「かつてこんな苦難にあった私がこれしきの事で〜」みたいな事をのたまいますが、
毎回屈し捲りです。
その内魔王の娘(マオマオちゃん)も拷問官として登場しますが、
当然の様に屈します。
屈さない時があるのか?という位に屈します。
◆姫様の待遇
足枷は自分で外せるし、スマホまで持ち込んでます。
姫様の拷問に参加した人達は、もれなくお友達になりますし、
外出して遊びに出かける事まであります。
捕らわれの身のはずなのにw
何不自由無く暮らす姫様と、割と常識がある剣(エクス)の掛け合いが面白いのですが、本作の魅力はそれだけではありません。
◆理想の上司
魔王軍を率いてるのは当然魔王様なのですが、
あまりにお優しいので、私はポンコツなのだと思い込んでおりました。
が、まさに理想の上司であり、理想の父でした。
魔王が超絶に強い事が分かる話もありますので、これからご視聴なさる方はその辺も楽しみにしといて下さい。
◆姫様が可愛い
どうせ屈するクセに抵抗しようとするお姿が可愛らしいのですが、
度々回想シーンで凛々しい姫様のお姿が映し出され「私は王国第三騎士団騎士団長ぉ〜」と詠唱の様な長い台詞をしゃべった後にすぐ屈するお約束的なパターンが面白く、全然飽きる事がありません。
作風的には魔王城でおやすみに近いかもしれません。
魔王軍の人達がイイ人達で、元の国にいた時よりも良い待遇を受けるみたいな感じです。
可愛いのは姫様だけではありませんので、コメディーが苦手とかで無い限りは必ずお楽しみなれるはずです。
2期も今から楽しみです^^
それでは、良きアニメライフをノシ