アニメ批評その863 俺だけ入れる隠しダンジョン
評価:★(エロ推しならもう少し頑張りましょう)
概要
『俺だけ入れる隠しダンジョン』(おれだけはいれるかくしダンジョン、英名:Special training in the Secret Dungeon)は、瀬戸メグルによるライトノベル。
イラストは竹花ノートが担当。
サブタイトルは「〜こっそり鍛えて世界最強〜」。
略称は「隠しダンジョン」。
「小説家になろう」にて2017年1月5日よりWeb版の連載を開始。
同サイトにて四半期ランキング第1位となり、同年8月にKラノベブックス(講談社)より書籍化されている。
Web版はその後2021年2月に作者により削除された。
2021年4月時点でシリーズ累計発行部数は130万部を突破している。
メディアミックスとして、2017年12月6日からは樋野友行作画によるコミカライズ版が配信され、2021年にはテレビアニメが放送された。
あらすじ
貧乏貴族スタルジア準男爵家の三男、ノル・スタルジアは就職が決まっていた司書の座を初出勤の日に別の子爵家のコネで奪われ、途方に暮れていた。
代替案として就職先に困らないことで有名な英雄学校への進学を母から進められるが、今の自分の実力ではどうあがいても合格は不可能。
そんな中、幼馴染のエマ・ブライトネスが古文書でノルのレアスキル・大賢者のデメリットを打ち消す方法を発見する。
大賢者の助言により、ノルは現在は誰も存在を知らない隠しダンジョンの場所を発見する。
貧乏貴族からの脱却ともう誰にも脅かされないだけの力を目指し、ノルはこの場所を秘匿し隠しダンジョンの魔物を倒し続けて人知れず強くなることを誓う。
私から見えた範囲での話ですが、設定やストーリーが残念という評価で「なろうらしい駄作」的な事をおっしゃる方が多い印象でした。
小説や漫画はともかく、アニメは「わかりやすさ」が重要だと思う私は設定やストーリーには不満はありませんでした。
主人公の能力ですが「エロい事をするとスキルポイントが貯まる」といった感じです。
わかりやすいですね!
メインヒロインは家族を人質に取られてる富田美憂さんが演じております。
基本エロいシーンばかりです。
エロい事をする→スキルポイントが貯まる→スキルを取得して強くなる→敵を倒す
この繰り返しです。
妹のパンチラを堪能しながら踏んでもらうという高度なプレイにも挑戦する主人公です。
内容的にはアニメ化ギリギリだけど、一線は踏み外して無いという絶妙な具合だったと思います。
しかし本作が異種族レビュアーズの様に話題になる事はありませんでした。
その訳は「エロいけどエロさを感じない」という点です。
作画の問題もあったかもしれませんが、かなりエロい事をしているはずなので観ていても興奮しないのです。
異種族レビュアーズも作画レベルが高かったという訳ではありませんが、アレは色んな意味で一線を越えておりましたので、エロさという点では文句無しだったと思います。
一応誤解して欲しくないのは、私は「エロいアニメはエロアニメで」という持論の持ち主です。
エロアニメが大好きなので、気に入ったモノはちゃんとお金を出して買います。
※最近はDL販売メインで購入してます。
ですが、TVや一般の動画サイトで視聴可能なアニメは過度にエッチな作品は制作して欲しくないと思っているのです。
異種族レビュアーズは名作だと思いましたが、大半のエロいアニメはエロアニメとして観ると中途半端でエロさが足りません。
それなのに、悪目立ちしてアニメに対する偏見や規制が強まってしまう傾向があります。
エロメインのアニメが爆発的なヒットを飛ばす事はまず無いのですが、他の健全作品にまで迷惑を及ぼす可能性がある為、私はエロアニメでは無いえっちなアニメに対しては好意的な感情は持っていないのです。
本作のウリは明らかにエロい部分です。
ウリとなる部分がイマイチな印象なので、アニメ化としては失敗だったと思います。
どうせアニメ化するのであれば僧侶枠ぐらいヤラかして「見せられないよ」とかで誤魔化しつつ円盤を買わせる様に差し向けた方がまだマシです。
僧侶枠商法(?)は嫌いな私ですが、それ以外にこの作品が評価される術は無かったと思います。
勿論潤沢な制作費があれば高い作画力でハイレベルなエロアニメが出来たと思いますが、これは現実的な案では無いので却下です。
アニメはクソでしたが、何となく原作は面白そうな気がします。
気になった方はアニメは観なくても良いので、小説版の方をどうぞです。
それでは、良きアニメライフをノシ