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むぉぬぉくぅろぉさんのカイザーデッキ@メソロギア

実は百鬼異聞録の記事を出す予定で、メソロギアのデッキは週末を予定しておりましたが、盟友のむぉぬぉくぅろぉさんが物凄い原稿を寄稿して下さったので、急遽本日公開する運びとなりました。
それでは御開帳させて頂きマイセン!
-----ここから解説となります-----
皆さんこんにちは、お久しぶりです。
むぉぬぉくぅろぉ、と申します。
名前のインパクトの凄さには定評があります。
先月半ばから今月にかけてひたすらカイザーデッキを使いまくった結果、見えてきたものがあったのでそれを形として残して誰かに活用して欲しいと思いマイセンさんにお声掛けしたところ、二つ返事で了承をいただきました。
ありがとうございます。
“運だけデッキ“の代表的な存在ですが、弱点も多くそれを克服するために意外と考えているということを知ってもらえたらなと思います。
以下解説になりますので、ぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです。

【デッキコンセプト】

6月ごろに登場したサーチカード「バーサーカーアックス」を取り入れたカイザーデッキとなります。
チャージャーが4枚、それ以外はすべてアタッカーのみで構成されたかなり異色のデッキです。
このデッキの軸はデッキ名にもなっているカイザー:「エターナルカイザー」という「山札から1枚引く」という召喚時効果と「引いたカードがアタッカーであるなら自身のパワーを増やしてさらにもう1枚引く」という戦場効果を併せ持つアタッカーです。
簡単に説明するなら、このカイザーというカードはアタッカーを引き続けたら無限にパワーが増えます。
そして、その圧倒的なパワーで相手の盾の上からでもライフを全て消し飛ばすことのできるデッキです。
また余談ですが、このデッキはチャージャー4枚とカイザー3枚以外はアタッカーかつ種族制限にひっかからない限りどんなカードでも採用することができます(バーサーカーは除く)
そのため、勝利数を稼いでさまざまなカード称号を獲得できることから、このデッキは「称号カイザー」という別名を持ちます。

【各種カードの役割】

このデッキのフィニッシャー。
盾の上からでもライフを全損できる可能性を秘めたカード。
ドロー効果でチャージャーを引いたとたんにパワー増加が止まるので準備は念入りに。

チャージャーorカイザーをサーチする役割を担っている。
強制召喚ゆえに相手との駆け引きができないのが欠点。

山札からチャージャーを2枚引いてくるチャージャー回収要員。

【カイザーデッキの動き】

カイザーデッキの動きそのものはとてもシンプルで、チャージャーを全て引き切った後、そのついでにサーチしたカイザーを投げるだけ。
大体4ターンでこの動きができます。
また、条件次第ですが3ターン目この動きを完了した上でカイザーを投げることも可能です。
メソ界隈では『理不尽ムーブ』と言われています。

【カイザーデッキの弱点】

一見最強に見えるカイザーデッキですが、5つほどの明確な弱点が存在します。
1つ目.マリガン不可
カイザーデッキは、「エターナルカイザー」がマリガン不可判定のカードなので、カイザーを使ったデッキはすべてマリガンができません。
そのため、チャージャーが引けないとずっと破棄しかできなくなります。
計算サイトで調べたところ、3ターン目までにチャージャーを引く確率は約70%。
動きの遅い相手なら話は別ですが、それ以外の相手には致命的な隙となります。
2つ目.チャージ力
このデッキの総生産SP(初期SP+チャージ力)は30。
つまりこのデッキは一部の例外を除き、最大でSP30しか作れません。
SP13以上失ったとき、カイザーを召喚できなくなります。
※海賊少女のようにチャージ力をもつアタッカーは例外です。
3つ目. バーサーカーアックスの強制召喚
“各種カードの役割”でも触れた通り、「バーサーカーアックス」の強制召喚は自身の選択の余地を失います。
カイザーデッキを熟知している相手では次に何をするのかわかっているということですね。
そして、チャージャーの回収を終え、SPも確保、カイザーの召喚が完了しているのに「バーサーカーアックス」が手札にあるせいでカイザーを投げられなくて逆転された、ということもあります。
4つ目.召喚時効果依存
カードのサーチやカイザーのバフも召喚時効果です。
そのため、ラファエルやエレクトロウォリアーなどの『召喚時効果封印』効果で簡単に止まってしまいます。
特に次に出すためのチャージャーを引くための召喚時効果を封じられると完全にほぼ負けだと思ってください。
5つ目.フィニッシャー依存
このデッキは「エターナルカイザー」でワンパンK.O.を狙うデッキです。
そのため4つ目の弱点と似ていますが、召喚時効果を封じられたり、何かしらが原因でライフを削り切れなかったりすると負けになります。
また、カイザーをハンデスによって全て墓地に叩き落されても負けです。

【カイザー対策】

カイザーの対策方法は大きく分けて「弱点を利用する」、「コンセプトのメタ」の2つに分けられます。
弱点を利用する

“マリガン不可”という弱点から速攻で勝負を決めるというデッキ。
ですが、カイザー側が初手にチャージャーを引いてしまった場合は負けることが多いです。

“チャージ力”と“バーサーカーアックスの強制召喚”、2つの弱点を利用して、バーサーカーが出たタイミングに合わせて召喚することで簡単にSP枯渇、またはチャージ力低下を引き起こすことができます。
また、ミスリルアージュは1枚目、他2体は2枚目のバーサーカーに合わせるとより効果が増します。

”強制召喚“と”召喚時効果依存“、”フィニッシャー依存“の3つの弱点を利用して、次の手を打てなくさせることでリーサルプランを崩すことができます。
既に必要なカードが回収済みだったり、わざとパス(破棄)して出すタイミングをずらされると対策として機能しなくなるため、注意が必要です。

“フィニッシャー依存”の弱点を利用して、サーチしてきたカイザーを全て排除することでテンポを崩すことができます。
ただし、カイザーを全て排除することは難しく、トップから必要なカードを引かれると水の泡になるため、あくまでテンポを崩すだけと考えてください。

“フィニッシャー依存”の弱点を利用し、カイザーが召喚されるタイミングで出すことでライフ現象の阻止、または攻撃分のダメージを先に与えることで勝ちます。
これらはラファエルなどと同じように合わせなければ意味がないことに注意。

いわゆる対面拒否と呼ばれるカードたち。
“フィニッシャー依存”の弱点を利用します。
全てアタッカーなので、カイザーを召喚する準備が整うまでにライフを削り、最後の一押しとして使うことで最大限な効果を発揮します。

高パワーかつ、相手アタッカーのパワーを0にする効果で優先権の有無にかかわらず、カイザーの攻撃で24点以上削られることはありません。

最速ムーブやそれに近いムーブを除き、カイザーの最高パワーは47。
つまり、シャイニングのライフ減少半減効果を使えば全損は免れます。
また、白騎士なのでアルカディアともセットで使いやすいというメリットもあります。


コンセプトのメタ

皆さんご存じ通称『カオス』。
パワーやコストの増減を反転させる効果でどれだけアタッカーを引いてもカイザーのパワーが増えなくなります。
ただし、手札にカオスが2枚存在するとお互いに効果を打ち消しあって元に戻ってしまいます。

ドローなどによって手札に加わるカードを破壊する、という手札発動効果はカイザーデッキの序盤の動き「サーチ」をガンメタします。
ですが、発動するためのコストが16とやや重めのため、マリガンで目玉を探し出し、速攻でSPをためなければ機能しません。
カイザーのドロー効果はカードを引き切った後に目玉のメタ効果が発動するため、準備だけを妨害できるということに注意。

召喚時に自身の手札を1枚破壊する効果と、自身の悪魔の効果でこのカードが破壊されることで特殊な効果を発動する手札効果の2つを組み合わせることで後出しの選択が可能な変わった悪魔デッキ。
準備やフィニッシャー、どちらかが妨害されただけで割と簡単に崩れてしまうカイザーデッキにはかなりの強敵です。
特に「首切りの悪魔」と「悪魔骸骨」が手札にある状態で他の悪魔カードを召喚されてしまうと確実にカイザーのOTKは防がれてしまうほど。
ある程度習熟した腕を持つ人の悪魔と対面したらまず勝てません。

【カイザーデッキ構築の戦略性】

カイザーデッキにはさまざまな対策カードが存在しますが、その対策を対策するカードもいくつか存在します。
さすがに全ての対策に対策カードが存在するわけではありませんが、それでも少しは緩和されると思います。

主に対面拒否アタッカーやカオスシルヴァーなどに対して活躍できます。
SP26以上貯めてから使いましょう。

ミスリルアージュ専用対策カード。
アックス、森少女、アックス(出す順番は問いません)と出した3ターン目にミスリルを投げてきたとき、手札にカイザーorスパークフェンサーがいるならもう片方をデッキからサーチすることで、カイザーを出すために足りなくなるSP2を生成できます。
4+7+7+6=SP24(ミスリルアージュでカイザーはコスト26に増加)
このカードは相手にもSPを与えてしまうため、素引きで引いてくることはまず避けたいです。
そのため、採用するとしたら1枚ぐらいが妥当。

【その他の解説】

・最速ムーブ
条件:1ターン目にアックス1枚と、チャージャーorカイザー1枚の中から2枚の合計3枚が手札にある。
手順:アックス→アックスで引いていない残り2枚のパーツをサーチ。その後、3ターン目にカイザーを召喚。
解説:カイザーデッキには強制召喚を持つアックスが2枚入っており、この2枚は必ず召喚する必要があります。そのため、最速ムーブとはこの3枚以外を召喚することなく手札に加わっていることが条件となります。
SP4→SP11→SP18(カイザーに必要なコストをきっちり用意できる)
この最速ムーブは狙ってできるものではなく、たまに成功するものなので、「へー、こういう時にこのムーブができるのか」程度に思っていただいて構いません。

【最後に】

カイザーデッキ解説と言いながら、対カイザーの解説になってしまった気がします。
ほぼ運だけに任せたカイザーは増えてはいけない類のデッキなので、全力でメタっていきましょう。
称号ゲットに必要な勝ち数を稼ぐために勝率を気にせず使うぐらいが丁度いいです。
振り返りになりますが、ここでカイザーデッキの特徴を3つほど。
・黒騎士、無種族のアタッカーであればどんなカードの称号集めに向いている
・弱点も多く、カイザー対策になる強めのカードが豊富
・ほとんど運任せだが、ほんの少しの戦略要素がある

以上、カイザー解説でした。
マイセンさん、デッキ寄稿を受け入れてくださって本当にありがとうございました!
-----ここまで-----
アルネオ時代は最大手ギルドの幹部で、錬ストでもご活躍されているむぉぬぉくぅろぉさんの解説でした。
私もこんな感じで詳しく説明を書くべきなのでしょうが、自分に甘い性分なのでついつい手抜き記事を書いてしまいがちです。
これからはむぉぬぉくぅろぉさんを見習って・・・
いや、やっぱ大変なのでまた産卵さんとかIREVAさんとかにお頼みすると思います^^;

むぉぬぉくぅろぉさん、この度は誠に有難う御座いました。
画像加工までお願いしちゃってすみません
それでは、良きメソロギアライフをノシ

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