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アニメ批評その922 風夏

評価:★★★(瀬尾公治作品の中で一番好きです)

概要

瀬尾公治にとって4作目の『週刊少年マガジン』連載作品。

モデルの舞台は前作・前々作と同じく、東京都板橋区成増周辺。

その他、『涼風』を彷彿させるシーンが随所に織り込まされており、前作同様過去作品のキャラクターが何らかの形で登場し、184話では『君のいる町』のキャラクターが主体となる「君のいるフェス」が掲載された。

あらすじ

6月から父母がアメリカへ行くことになり、姉妹の勤務先や通学のために東京の高校へ転校してきた榛名優は、転校先の高校で秋月風夏と出会う。

また、幼馴染であった氷無小雪ともTwitterで連絡が来る。

優の発言がきっかけでこれまでやりたい事が見つからなかった風夏は音楽をやる事を決意し、優、風夏、三笠でバンドを組むことになる。後で、那智と沙羅も加わることとなる。

風夏 - Wikipediaより抜粋

メインヒロインの風夏ちゃんです。
可愛いですねぇ^^
原作だとこの子は死にます。
アニメ版は途中からアニオリ展開で、かなりコンパクトに纏められて全12話で完結します。
瀬尾公治先生の作品は良くも悪くも驚きのストーリーなのですが、私はアニオリの方が好きです。
メインヒロインが死ぬまでは受け入れられましたが、その後に風夏ちゃんのそっくりさんが登場して、しかも風夏ちゃん同様歌が上手いとか流石に「それはないだろw」と受け入れられませんでした。

見た目は一緒でも中身は違うんですよ。
風夏ちゃんを好きにさせといて別の女に差し替えるとか私には無理でした。

ちなみにこの自信無さそうな子が主人公の榛名 優くんです。
「無愛想」「ネット弁慶」と妹に罵倒されるくらいの陰キャですが、個人的には嫌いではありません。

このクールビューティーの沙羅先輩(推定Gカップ)との絡みが良くて、

最初は塩対応を受ける優くんでしたが、ある事がきっかけに先輩がデレます。
原作で風夏ちゃんが死んだ後は、沙羅先輩(推定Gカップ)とくっついて欲しいと思ったくらいです。

本作はラブコメですが音楽もテーマとなってます。

TVアニメ 「風夏」 OP映像
従来の瀬尾公治作品はアニメのOPがウンコでしたが、本作はかなり良い仕上がりとなっております。
作中の歌うシーンも良かったですし、OPの沼倉愛美さんの歌も凄く好きです。

作画も近年制作されただけあってとても良い感じです。

原作ファンからしたらストーリーが大幅に改変され、全24話でも足りなそうな尺を12話に収めたアニメ版は不満に思うと思いますが、一般人の感覚からすると瀬尾先生の作品は脳が爆発しそうになりますので、こういった無難な仕上がりで良かったのだと思います。

本作のTV版はPG12指定ですが、BD版はR15+指定です。
TV版しか観ていないのでBD版が気になる私です。

瀬尾先生の作品を全くご存じ無い方は本作を最初に視聴する事をオススメします。
アニメ版を観てからストーリーが異なる原作をお楽しみ頂く事が可能ですし、他作品も刺激が強い内容となっておりますので、まずは無難なモノから観た方が良いと思います。
それでは、良きアニメライフをノシ

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