アニメ批評その995 魔法少女マジカルデストロイヤーズ
評価:★(評価されたのはOPだけ)
概要
2022年10月16日に発表された。
「ストリートカルチャーとアキバカルチャーを融合した」イラスト・漫画を発表しているJUN INAGAWAがこれまで発表したアート作品のコンセプトを基にこのアニメの原案も務めるもの。
2023年4月から6月まで毎日放送ほかにてアニメが放送された。
魔法少女マジカルデストロイヤーズ - Wikipediaより抜粋
良く言えば最高にロックな作品
悪く言えばOP以外は全てクソな作品です。
このどこがサビなんだかが分からないOPが秀逸と申しますか、かなり評判も良く期待はされていたのですが、予想以上に色んな面でクソでした。
主だった登場人物はこんな感じです。
敵はこんな感じで、オタクを迫害を通り越して狩りに来る集団と主人公達が戦う物語です。
1話目を観た時の感想としては「逆転世界ノ電池少女のパクリかな?」と思ったのですが、アチラはロボでコチラは魔法少女が主戦力です。
途中までは比較的好意的な目で観ておりまして、およそ魔法少女っぽく無い子達が魔法少女を自称して戦うのを観るのが割と好きでした。
ガサツで粗暴な赤い子と、
無駄にエロいブルーちゃん。
ちなみにこの痴女はOPも歌ってる愛美さんが演じておりまして「こんな美人に痴女役をヤラせるだなんて」と興奮した私です。
黒沢ともよさん演じるピンクちゃんは、台詞の全てが「ゴボゴボ」です。
マジで「ゴボゴボ」しか言いませんw
最初は「なんやコイツ」と思ってたのですが、徐々に可愛く見えてきたから不思議なモノです。
変身バンクもピンクちゃんのが一番好きでした。
クソみたいなストーリーでもノリと勢いだけで乗り切り、
極まれに作画が良くなったり、
マスコットキャラクター的な奴が虐待されるシーンが面白かったのですが・・・
終盤の失速具合に関しては擁護のしようがありませんでした。
シリアスなシーンは中盤にもありましたが、大体は適当なノリと笑えるシーンで構成されていたため、然程気にはなりませんでした。
終盤に関しては面白いシーンもほぼ無くて、最終決戦的なノリでも特に熱さは感じられず、ただただ陰鬱な気持ちにさせられただけでした。
「これどうやってオチを付けるつもりなんだ?」という不安感が半端無かったのですが、
本当にクソみたいな終わり方をしやがりましたw
2023年春アニメでは勿論、ここ1年の間に放送されたアニメの中で最低の終わり方だったかもしれません。
嫌な予感はビンビンにしておりまして、本作がロックだと申し上げたのはアプリのリリースがアニメ放送と同時だった点です。
アプリのリリースは普通はアニメの放送が一番盛り上がりそうな時期だったり、アニメの放送後だったりするのですが、アニメの開始と同時とかちょっと凄いなと思いました^^;
ゲームの出来は2世代前くらいの内容で、アニメと関係の無いゲームチャンネルとかで酷評を受けておりました。
しかもキャラデザがアニメと違い過ぎます。
ストーリーもアニメとは全然違うというか、ifの世界みたいな感じで繋がりは無い様です。
アニメの制作会社はバイブリーアニメーションスタジオで、五等分の花嫁の2期&劇場版を制作しておりますが、アズールレーンという特急呪物も生み出しております。
察するに良いアニメを作る力はあるけど、営業がカスでスケジュールや予算管理が出来ていない状態で仕事を受けている様に思えます。
本作に関しても予算は少なかったでしょうし、リリースしたばかりのアプリでシナリオもロクに分からんクソゲーをモチーフにしてアニメを作らされておりますので、作り手を攻めるのは可哀そうな気がします。
そもそもこんな仕事を受けるなという話もありますけども^^;
従来はクソみたいな仕事でも受けて実績を作る事が出来たかもですが、今の時代はクソアニメを制作してしまうと実績的にマイナスになりがちです。
「マジカルデストロイヤーズ」のロゴも読み難過ぎるクソダサデザインですし、ゲームの配信元であるアソビモの能力とヤル気を疑います。
ちなみにアプリの方はリリースから5ヶ月後の2023年8月31日16時をもって終了するそうです。
これは酷いw
OPだけは良いので、一度は聴いてみて下さい。
それでは、良きアニメライフをノシ