アニメ批評その1012 聖剣学院の魔剣使い
パッショーネは作画もしっかりしている素敵なアニメーション制作会社なのですが、過去作がエロいのばかりなので、ちょっとやそっとのエロスでは物足りなさを感じてしまいます。
今回はそんな悲痛な叫び?的な何かをechoさんがレビューしてくれまんた。
評価:★★(キャラクター可愛い、バトル作画良し、でもなんか物足りない)
概要
ライトノベルを原作としたアニメ。略称は「せまつか」。
原作ラノベはシリーズ累計発行部数は50万部を記録している。
アニメーション制作はパッショーネ。
2023年10月からテレビ東京ほかにて放送された。
あらすじ
最強の魔王レオニスは、来たるべき決戦に備え自らの存在を封印した。
だが、1000年の時を超えて目覚めたとき、彼はなんと10歳の少年の姿に戻っていた!
「なんでだ!?」「君、どうしてここに閉じ込められていたの?もう大丈夫よ。お姉さんが守ってあげる」。
〈聖剣学院〉に所属する美少女リーセリアに保護されたレオニスは、変わり果てた世界に愕然。
未知なる敵〈ヴォイド〉〈第〇七戦術都市〉、武器の形をとる異能の力――〈聖剣〉。
聞き慣れない言葉に戸惑いつつも、彼は〈聖剣学院〉に入学することに。
魔術の失われた未来世界で、最強魔王と美少女たちの織りなす聖剣と魔剣の学園ソード・ファンタジーが幕を開ける!
ラノベ原作のファンタジーバトルアニメです。
アニメーション制作はパッショーネ。
異種族レビュアーズ、見える子ちゃんなどフェチズム全開のアニメを作ることで有名な制作会社で、ちょっと懐かしいファンタジー世界でのオネショタものです。
これは期待せざるを得ません。
魔王学院の不適合者などと同じ、いわゆる魔王転生もので、主人公はショタに転生してしまいます。
転生してとまどっていると聖剣学園のお姉さんに拾われて、そこからかいがいしくお世話されて聖剣学園のお姉さんたちのハーレムに!
と良く見るラノベ展開なのですが、いかんせん見飽きてきている展開が多く全体的に薄味です。
キャラクターは可愛く、バトルシーンなどの作画も良くて、さすがパッショーネというアニメーションなのですが、肝心の叡智要素が薄い!
ある程度王道テンプレな内容でもこの作品にしか無い「売り」があると面白く見られるんですが、この作品の肝であるおねしょた要素が薄味なのでただのテンプレハーレムアニメになってしまいました。
これで設定が凝っているとか、ストーリーが意外な方向に進むとか、キャラクターがぶっ飛んでるとかあれば見所はあったんでしょうが、そう言う訳でもなく惜しい作品になってしまいました。
せっかく、おねしょたと言う他とは違う設定があるのに、思い切りが足りていません。
もっと叡智なら叡智で、振り切っていれば評価は変わったのではないかと思います。
作画は良いですし、キャラクターも可愛いので気になる方は一度見てみて下さい。
では、良きアニメライフを!